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【FX1分足ブレイクアウト】実戦レポート USD/JPY ’24 8月21日
この記事は【FX1分足ブレイクアウト】手法の実践レポートです。
今回のトレードは長期足が下落トレンドで1時間足で上昇してきた場合の戻り売りの判断です。
この状況だとどうしても戻り売りを狙いますが、勢いのある相場だと売りエントリーは担がれてしまいます。
今回は売りと買いの両方を15分足でチェックして、勝ち負けの水平線を見つけました。
みんなが注目している水平線をどうやって見つけているのかを紹介します。
えむた
FX歴は16年以上になります。
主にスイングやリピートトレードで利益を積み重ねています。
昨年よりデイトレードを攻略するため検証を繰り返し、ようやく手法の形として実戦で使えるようになりました。
2024年3月より、本口座にて実証しています。
FX1分足ブレイクアウト(今までの記事一覧)
手法の基本ルール - 手法の基本ルールを紹介
チャート分析 - チャートの環境認識が勝利への第一歩
ラインの引き方 - この手法で戦うためのラインの引き方
セットアップ - エントリーするための条件確認
水平線突破の判断 - ライン際の攻防を1分足で見る
突破後のエントリー - ブレイクアウト後のエントリー判断方法
押し目・戻り目の形 - 信頼度の高い押し目買い・戻り売りとは
利確と損切り① - スプレッドと損切の位置
利確と損切り② - チャート信頼度と利確の位置
ロット数と資金管理 - エントリーするロット数の管理方法
FXと時間(タイムスケジュール) - FXで取引すべき時間帯とは?
投資家心理で考えるFX
チャートを動かすもの
チャートの形を知る
レポート02 EUR/JPY 24′ 8月12日 レジスタンスブレイクからの押し目買い
レポート03 EUR/JPY 24’ 8月14日 米CPI発表後のブレイクを押し目買い
レポート04 USD/JPY 24′ 8月15日 米小売売上高発表後のブレイクを押し目買い
レポート05 USD/JPY 24’ 8月21日 長期下目線の戻りを15分足で戻り売り
レポート06 USD/JPY 24′ 8月23日 パウエル砲炸裂!急落局面の戻り売り
レポート07 USD/JPY 24′ 8月27日 下落型フラッグ完成からの戻り売り
レポート08 USD/JPY 24′ 8月30日 下落型ウェッジ完成からの押し目買い
チャート分析
4時間足チャート
4時間足以上の長期は下降トレンド中!
直近は反発して上昇トレンドを作るが(青の矢印)、トレンドラインを割り込んできました(緑の矢印)。
重要なのは親波の上昇トレンドの最後の安値Ⓐの価格です。
❶でトレンドラインとⒶを下抜け、❷でヒゲをつけて上昇、❸で再度安値を更新しています。
この形はトレンド転換のパターンです。
上の図は下降トレンドから上昇トレンドになるため、ややこしいですが反対に考えてください。
図の場合、親波のトレンドライン上の直近高値❷を上に抜けたときにトレンド転換の可能性が高まります。
そして次の高値❸を再度上に突破した時がトレンドが転換したサインといわれています。
4時間足ではトレンド転換の可能性が考えられます。
1時間足チャート
1時間足は❸-1の安値の更新が甘いのでダブルボトムにも見えますね。
ですが1時間足のトレンドラインに押さえられて下落しているのがわかります。
注目のポイントはⒶのラインとトレンドラインの交点です。
上に抜ければ、上昇に転じる可能性がありそうです。
下に行くなら次の下落は❸-3波になります。
勢いよく下落しそうです。
3-3波(さんのさんぱ)
エリオット波動ではトレンドの3波目が一番力強く動くとされています。
さらにエリオット波動はそれぞれの波がフラクタルに存在するので、第3波の波も5波動に分類することができるのです。
そのため第3波の中の第3波(3-3)波が最も勢いよく動く波であると定義されています。
トレーダーの中には3-3波のみを狙ってトレードする人もいますよ。
15分足チャート
1時間足ではエントリーに必要なサポートの水平線が見つからなかったため、15分足をチェックしました。
15分足では直近の上昇トレンドは下落型ウェッジのチャートパターンです。
短期ではⒷとⒸの間でレンジになっていて、Ⓒを下抜けならトレンドライン割れのダブルトップのネックライン割れで下に行く圧力がかかります。
また下目線のトレーダーが多いこの状況なら、もしⒷの高値を超えれば、売り持ちトレーダーの損切を喰って上昇しそうです。
上記のチャートはエントリー予定をXにポストしたものです。
PLAN❷の確率が高いとしながらも、❶なら買い狙い、❸なら様子見の計画をしています。
相場は予想の通りはいかないことも多いので、どの水平線を突破したらどう動くのかを考えておきます。
今回重要な水平線はⒷとⒸにしぼりこみました。
エントリー
1分足チャート
1分足はⒸのサポートラインをブレイクしてきました。
その後戻りがトレンドをつけたので、トレンドラインブレイクから売りエントリーを狙います。
下抜けの幅が約10 pipsと少ないのですが、下落方向は勢いがつきやすい形なので迷わずエントリーです。
エントリー後の動き
利確と損切の位置
利確位置を探るために親波にフィボナッチリトレースメントを引きます。
親波の起点❶から最高値❷に向かってFiboを引きます。
今回は親波がかなり大きいので利確位置を3分割しました。
利確①は直近安値、利確②はFibo38.2、利確③はFibo50です。
損切は戻り目の高値の少し上です。
利益確定
エントリー後、約20本でFibo50まで到達しました。
下落に勢いがつく形だったので、早かったですね。
もっと欲張ってもよかったのですが、短期トレードなのでこれで十分です。
相場は何が起きるか本当にわかりません。
勝ちを意識しながら、利益を伸ばしていきましょう。
ちなみに利確①に到達した後、損切を建値に移動して勝ちを確定させました。
手法理論ではあまり紹介していませんが、エリオット波動やダウ理論、フィボナッチなどを手法の判定に取り入れています
スキルのアップグレードとしてテクニカルの基本は押さえておくと、チャートの見え方が変わります
トレード動画
トレード動画をアップしていますので、チャートの動きを確認してください。
まとめ
今回は下値への圧力が強く、上位足の下落トレンドが味方してくれたので、いつもより利益を伸ばしています。
注目してほしいのは、みんなに注目されている水平線を発見することです。
トレードしている人が売り買いどちらか一方に偏るポイントが、チャート上に出来上がる事があります。
そこを見つけ出せば、勝率はグンと上がります。
1時間足のチャートではエントリーポイントが見えない場合は、15分足もよく使っています
ただし1時間と比べて、ダマシが多くなるのが欠点です