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【攻略手法】手動FXリピート系取引で初心者が知っておくべき基本戦略

FXリピート系取引投資戦略の作り方

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FX(外国為替証拠金取引)はリスクも大きいですが、大きく稼げますよね。

少額の資金でお始められるので、初心者の方も気になっている人は多いのではないでしょうか?

ですが投資の初心者には、リスクが大きすぎて全くお勧めはできません。

しかし、FXはこれまでに様々な手法が開発されてきました。

FXリピート系取引はわりと初心者向けの手法として知られています。

リスクや投資資金に合わせた戦略を組み、後は予約注文を入れるだけです。

だからと言って戦略の組み方が適当だと簡単に資金を溶かしてしまいます。

では戦略とはどこに気を付けて組んでいけばよいのでしょうか?

えむたはリピート系取引は自動売買を利用せずに、手動で設定しています。

手動ならではの戦略の組み方とリスクコントロールのやり方を説明していきます。

リピート系取引の仕組みについて知りたい方は下のページを先に見てくださいね。

FXの戦略かー、興味ありますね

目次

手動リピート系取引の戦略の組み方

イメージ画像

リピート系取引をする場合は、リピート系に有利になる環境をあらかじめ選択する必要があります。

そのために必要な知識をつけていきましょう。

リピート系取引の基本戦略

基本戦略は以下の3つのポイントをおさえましょう。

長期目線で決める

リピート系取引は短期間の戦略を組むほど、利益も上がりますがリスクも膨れ上がります。

そのため、基本は長期的な戦略で挑むことをお勧めします。

期間としては3年から5年程度は継続するつもりで戦略を組んだ方が、リスクは小さくて済みます。

動きの小さな通貨ペアを選ぶ

リスクを少なくするためには、ボラティリティー(価格変動)の小さな通貨ペアを選択しましょう。

ボラティリティーが大きいと予約注文の幅が大きくなりすぎて、注文数が多くなってしまいます。

レンジ相場を狙う

FXのチャートには基本2種類の動き方があります。

トレンド相場とレンジ相場の2つです。

通常はこの2つの相場が組み合わさってチャートが形作られます。

一般にはトレンド3割、レンジ7割と言われており、レンジ相場の期間のほうが長くなります。

トレンド相場でリピート系取引をする方法もありますが、長期目線で戦略を組むのならレンジ相場を選択しましょう。

実際、レンジ相場で戦略を組んだ方か、何度も同じ注文が入りますのでリピート系の効果が高まります。

トレンド相場とレンジ相場

トレンド相場

上下動を繰り返しながら上か下かどちらか一方向に強く進んでいきます。

相場の勢いが強く、ボラティリティーが大きいのが特徴です

レンジ相場

上限(レジスタンスライン)と下限(サポートライン)があり、一定の範囲で上下動を繰り返す相場です

相場の勢いは弱く、ボラティリティーは低いのが特徴です

トレンド相場レンジ相場画像
Meta Trader4画像

ポイントは長い目で見る事、動きな小さなレンジ相場を探すんですね

通貨ペアの選択

基本戦略により、長期目線でボラティリティーが低く、レンジ相場になっている通貨ペアを探します。

まず通貨の流通量は米ドルが圧倒的に多いため、米ドルが絡む通貨ペアは長期のリピート系取引では向いていません。

(2019年の調査では全流通量の約44%を占めるとされています)

実際ドルインデックスチャート(ドルの強さを計るチャート)は長期でも上昇トレンドを組んでおり、ボラティリティー(価格変動)もかなり高いです。

ドルインデックスチャート画面
Meta Trader4 チャート

後は南アフリカやトルコ、ブラジルなどの新興国通貨も外しましょう。 下落基調にあり不景気に弱く、ボラティリティーが高いのが特徴で、売った場合のマイナススワップ(利子払い)も大きいので、リピート系取引には向いていません。

通貨ペアの中でお勧めは、AUD/NZDとEUR/GDPです。

それぞれどのような通貨ペアか見ていきましょう。

AUD/NZD(オーストラリアドル/ニュージーランドドル)

同じオセアニア地域にあり、地政学リスクもあまり影響されません。

長期チャートでもレンジ相場の動きになっており、リピート系取引では昔から定番の通貨ペアです。

経済的にも中国との結びつきが強く、中国の景気動向に左右されやすいのは同じです。

政策金利も相関性が強く、同じような動きをするため金利差による変動が起きても、修正されやすい傾向にあります。

国の特徴

 

オーストラリア

ニュージーランド

面積

約769万㎢

約27万㎢

人口

約2,575万人

約504万人

主要産業

第3次産業

第1次産業

GDP(2021)

1兆3,593億米ドル

2,093億米ドル

主要貿易国

中国・日本・米国

中国・豪州

主な輸出品

鉄鉱石、石炭

乳製品、肉類

レンジ相場チャート画面

為替チャートも2014年ころから赤色のラインの間でレンジの動きをしています。

直近9年間は1.000~1.150の間でレンジを組んでおり、売り買い両方でリピート系取引が組めそうです。

国力的には人口や面積で比較するとオーストラリアが勝っており、近年は豪州から採掘されるレアメタルが注目されています。

チャート的にも1.15のレジスタンスを抜けてくると、上に伸びてくる可能性があるため、買いのリピート系取引の方が安全そうです。

EUR/GBP(ユーロ/ポンド)

同じ欧州地域にあり、地政学リスクもあまり影響されません。

しかし、EURは世界の流通量が米ドルに次ぐ2位になっているため、ボラティリティーが高いです。

さらにポンドは投機性の高く、ボラティリティーが高い通貨として知られています。

EURは長い間ゼロ金利を続けていましたが、ついにゼロ金利を解除しました。

そのため、金利差による変動は小さくなると思われます。

現時点ではポンドの金利が高いので、売りリピート系取引ならスワップ損益(利子)はプラスになります。

国の特徴

 

ユーロ

イギリス(英国)

面積

約429万㎢

約24.3万㎢

人口

4億4,732万人

6,708万人

政体

政治・経済統合体

立憲君主制

GDP(2021)

17兆1,654億ドル

2,198億米ポンド

GDP成長率

5.4%

7.4%

主要貿易国

米国、英国、中国

EU、米国、中国

レンジ相場チャート画面
Meta Trader4 チャート

為替チャートでは上下動はあるものの、2017年から赤色のラインの間でレンジの動きをしています。

直近7年間は0.820~0.940の間でレンジを組んでいます。

ユーロは統合体のため経済規模が大きいのですが、加盟国に経済不安のある国が多いため、情報が出るたびにユーロは下落しやすくなっています。

また英国もEU加盟国から外れ、経済的には苦しい状況が続いています。 リピート系取引の対象としては、ややリスクがあります。

リピート系取引でこの通貨ペアを選ぶ場合は、リスクは抑えめにした方がいいです。

なるほど、レンジになりやすい通貨ペアがあるんだね

AUD/NZDでリピート系取引の戦略を組んでみる

ここでは実際にリピート系取引の戦略を立ててみます。

基本戦略は以下の通りです。

  • 通貨ペア                        AUD/NZD
  • 予約注文の範囲             1.020~1.130
  • 注文方向                        買いのみ

予想レンジは1.00~1.15ですが、上下の0.02の範囲内は滞在時間が短いため注文範囲を狭めています。

FX業者の選択

続いてはリピート系取引をするFX業者を選択します。

選択のポイントは以下の通りです。

  • 買いスワップ(利子)の条件が良い
  • スプレッド(売り買いの価格差)が安い
  • 取引が安定している

この条件を元にFX業者を比較してみました。

FX業者比較

FX業者

スプレッド

買いスワップ

セントラル短資FX

1.0

-7円

みんなのFX

2.9

-16円

ヒロセ通商

1.9

-29.1円

マネースクエア

非公開(4.0?)

-27円

メジャーな通貨ペアではないので、FX業者によってかなり差があります。

今回のリピート系取引は手動設定ですることを前提にしているので、ここはセントラル短資FXの一択になります。

なおセントラル短資FXは両建てMAXを採用していますので、両建て(売り買い)のリピート系取引でも有利に取引できます。

今回はAUD/NZDのリピート系取引で有利なFX業者を探しましたので、もし違う通貨ペアでやる場合はまた有利なFX業者を探し直してください。

FX業者によってかなり違うんだね

リスクコントロール

FX業者が決まれば、後は予約注文の幅と金額を決定していきます。

基本的な情報は以下の通りとします。

ニュージーランドドル/円の相場                      1NZD=82.9円

AUD/NZD証拠金(1,000通貨)                   3,637円

AUD/NZDの1日の変動予測幅                      50~70pips(100pips=0.01ニュージーランドドル)

※上記の数値は日々更新されていきます。詳細はネットで検索できます。

後はあなたが投資に使える予算によって計算できます。

このトレードで投資できる金額を30万円だと仮定し、予約注文の幅を決めていきます。

予約注文の範囲が1.020~1.130の範囲なので幅は0.11(1,100pips)になります。

一本の買い予約で1,000通貨買う場合の必要になる証拠金を計算してみました。

一本の予約注文に必要な証拠金が3,637円なので、以下のようになります。

必要証拠金

買い予約の幅

予約本数

必要証拠金

10pips

111本

403,707円

20pips

56本

203,672円

30pips

37本

134,569円

40pisp

28本

101,836円

必要資金は証拠金だけではありません。

リピート系取引は損切をしない事が前提のため、持っているポジションの含み損の最大値を計算する必要があります。

買いの予約注文が全て注文済みになってから、価格が1.000になった場合の含み損(含み損の最大値)は以下のようになります。

最大ドローダウン(含み損の最大値)

買い予約の幅

含み損合計

10pips

690,143円

20pips

348,180円

30pips

233,115円

40pips

176,411円

含み損と必要証拠金の合算は以下のようになります。

含み損の計算方法は(保有ポジションの価格‐1.000)×1,000×82.9になります。

これを保有ポジションの数だけ計算した総計が必要資金です。

ちょっとややこしいかもしれませんが、エクセルなどのスプレッドシートで計算するとわかりやすいですよ。

両方の金額を足すと、必要な資金が計算できます。

最終的に必要になる資金

買い予約の幅

必要資金

10pips

1,093,850円

20pips

551,852円

30pips

367,684円

40pips

278,247円

リスクを最小限に抑えた場合は、30万円の資金なら買い予約の幅は40pipsになります。

AUD/NZD含み損の計算方法

AUD/NZDなどの日本円が絡まない通貨の、損益計算は一見ややこしそうに思いますが基本は単純です。

計算式は(金額差×購入ロット×NZD/JPYの価格)です。

例えば、AUD/NZDが1.100の時に買って、1.08になった場合の含み損を計算してみます。

購入ロットを1,000通貨としてNZD/JPYの価格が80円とします。

(1.1-1.08)×1,000×80=1,600

含み損は1,600円になります。

計算は簡単なので、エクセルなどのスプレッドシート使えば、自分の戦略にかかる資金を細かく検討することができます。

計算の元になる数字は日々変動しますので、定期的にチェックする癖をつけましょう。

戦略のリスク管理はこうやってするんだね

利益幅の設定

最後に、どのくらいの利益を取ったら決済するかを決めます。

これは1日にAUD/NZDのチャートがどのくらい動くかで決めるとよいと思います。

色々なやり方がありますが、ネットで調べでは1日に50~70pipsという意見が多いです。

手動設定のため、10pips幅とかは注文が細かすぎて約定した注文の再設定が間に合いません。

そのため、50~70pipsの間なら問題ないと思います。

利確回数を稼ぎたい場合は50pipsで、利益幅を稼ぎたい場合は70pipsの設定が良いと思います。

戦略の決定

これまでに通貨ペア、買いか売りか、ロット数、予約範囲、予約間隔、利確pipsを決めました。

今回の設定はこちらです。

必要資金             30万円(最低278,247円)

通貨ペア                AUD/NZD

予約範囲                1.020~1.130

注文方向     買いのみ

予約間隔                40pips

利確間隔                60pips(1回利確すると約500円)

戦略からの撤退は1.000を下回った場合に行います。

青のラインで、買いのIFD(イフダン)注文を入れます。

注文が利確されたら、同じ注文を入れます。

上の赤のラインを上抜けした場合撤退を検討します。

戦略が失敗した場合の備えが必要なんだね

予約注文のやり方

戦略が決まったら、後は実戦です。

セントラル短資FXに口座を持っていない人は、口座を開設します。

パソコンでも出来ますが、どこでも使えるスマホアプリが便利です。

スマホアプリで予約注文をIFD形式で入力していきます。

FX注文画面
出所 FXダイレクト+
  • トレードボタンをタッチ
  • IFDのタグをタッチ
  • 買をチェック
  • 1を入力(1,000通貨)
  • 現在の価格より下の金額の入力は指値、上の金額の入力は逆指値をチェック
  • 注文レートを入力
  • 無制限をチェック
  • 決済入力ボタンをタッチ
  • 指値をチェック
  • 注文レートに0.006足した値を入力(利確幅60pips)
  • 無制限をチェック
  • 確認ボタンをタッチ
  • 注文の内容を確認して実行ボタンをタッチ

これを繰り返して、全ての注文を入力します。

最後にチャート画面を確認すると、新規IFD注文 決済IFD注文のラインが表示されます。

FXチャート画面
出所 FXダイレクト+

全ての注文を入れ終えたら、設定は終了です。

後は4時間おき程度に決済の情報を確認して、利確が出ていたら同じ注文を再度入れていくだけです。

設定の注文約定の通知をONにしておけば、約定した後でPUSH通信が入り知らせてくれます。

だいぶんイメージ出来てきたよ

まとめ

リピート系取引のイメージは固まったでしょうか?

このようにして、投資資金やリスクに応じて戦略を立て実行してください。

覚えておいてほしいのは、リスクを大きくとると利益も大きくなります。

リスクを小さくすると、利益も小さくなります。

リスクコントロールは自分自身で行ってください。

また手動設定のいいところは、いつでも設定変更が可能なところです。

想定レンジ幅を大きくしたいとか、買いリピート系取引を両建てやハーフ&ハーフに変更したりするのも自由自在です。

注意すべき点は、この手法を使う場合ポジションの評価損を持ち続ける事になります。

リピート系取引を続けるには、評価損とうまく付き合っていく必要があります。

内容を理解したら、ぜひ一度リピート系取引にチャレンジしてみてください。

もしわかりにくい点があれば、Twitterなどでご連絡ください。

出来る限り対応いたします。

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