この記事は広告を含みます
【手動リピート系FX】高確率のパターンで中期リピート系取引を攻略(実戦編EUR/AUD①)
筆者はFXで資産を増やすには、リピート系取引の手法が有効であると考えています。
リピート系取引は通常はレンジになっている通貨ペアを選択して、長期で運用することが基本です。
しかし今回はFXの高勝率チャートパターンと手動リピート系取引を組み合わせて、中期で運用する手法を考えました。
実際に取引をしながら検証していきます。
手法の詳細は理論編を読んでくださいね!
エントリーの根拠
筆者は15ぐらいの通貨ペアを監視していますが、1月末ごろエントリーできそうな通貨ペアが複数ありました。
今回はスワップ負担の少なく、チャートの形のきれいだったEUR/AUDでエントリーすることにしました。
エントリーの根拠と設定について説明します。
エントリー根拠
まずは日足のチャートを見ていきます。
日足はきれいに赤色で表した上昇トレンドを組んでいます。
第①波から第⑤波まで、エリオット波動のきれいな形をとっています。
また月足20EMA相当の移動平均線(赤色)も、効果的に働いているのがわかります。
エリオット波動の基本形は様々な考え方やパターンがありますが、筆者は経験的に以下のように考えています。
このように、きれいに上昇5波動を終えた後は、上昇エネルギーを使い切って一旦下落の形になることが多いのです。
ファンダメンタル的には今回の上昇の一因は、物価指数の上昇によるユーロの利上げが影響しています。
日足チャートでは上昇のトレンドラインを割り込んで、下にトレンドをつけた状態です。
下落トレンドの安値がフィボナッチ127.2を確定足で下回っていることを確認したので、日足ではトレンド転換のサインが出たと判断しました。
注意が必要なのは、上昇トレンドの安値はまだ突破していないという事です。
安値を付けた後で、高値の更新がないと安値としてはカウントされません。
つまり、現時点では上昇トレンドのトレンド転換とは言えず信頼度は下がります。
また日足では、今回の下落トレンドはチャネルを組んでいます。
チャネルはレンジを斜めにしたもので水平レンジと比べて信頼度は下がりますが、注目しているトレーダーは多いです。
下落の高値と安値がちょうどチャネルラインで反発しているのが確認できます。
次に4時間足のチャートを見ていきます。
4時間足のチャートでも上昇トレンドのトレンドラインを下落トレンドが突破しているのが確認できます。
ただこちらも、上昇トレンドの安値を割り込んでいない点は注意が必要です。
トレンドラインを割り込んだので、目立つ安値に水平ラインを引いてフィボナッチ127.2%のラインをチェックしていました。
1月30日の夕方にトレンドラインを実体で大きく割り込んできたのでセットアップ完了です。
4時間足が確定すると同時に売りリピート取引を開始しました。
完璧なエントリーサインはなかなか出てきません
他の要素も加味しながら、エントリーするかどうかを判断します
エリオット波動について
エリオット波動はあなたのチャート分析をもう一段上に引き上げてくれる、チャート分析方法です。
今はどういった状況か?
どうゆう動きになりやすい?
どこまでトレンドが続くの?
それらの悩みを解決したいなら、この本を読んでみてください。
色々なエリオット本の中でも、かなり詳細な情報が書かれており、実戦で応用できる内容も紹介されています。
あなたのトレード判断能力を大幅に鍛えるエリオット波動研究
トレード詳細の決定
エントリー根拠が確認出来たら、エントリーするための詳細な情報を決めていきます。
チャートで判断する情報
セットアップから通貨ペアと売買方向、撤退する位置が決まりました。
売買方向は売りで、トレード初期の撤退する位置は直近高値である1.66700です。
ここを上抜けると、下落トレンドのチャネルを上抜けすることになり、日足上昇トレンド継続が濃厚になります。
下にトレンドを継続するようなら、下に引き下げていきます。
利確完了位置は直近安値1.61800に設定しました。
ここは日足で効果的に働いていた移動平均線(月足20EMA相当)が下支えしている場所であるため、予想通り下落しても反発する可能性があります。
予算で判断する情報
トレードを開始する根拠が決まれば
後は予算に合わせてリピート幅を設定していきます。
レンジ幅が490pipsなので、リピート間隔を10pipsに設定した場合は最大50本の注文が必要です。
50本の注文に必要な証拠金は6,241円×50本=312,050円です。
また最大含み損益は1475pips×97.6円=143,960円です。
合計すると最大必要資金は456,010円になります。
今回はリピート間隔を10pipsに設定しました。
ちなみに20pips間隔にした場合の最大必要資金は229,225円になります。
利確幅の設定
次に利確幅を設定します。
利確幅は50pipsに設定しました。
これは注文の計算を簡単にして、かつ利確しやすい範囲として設定しました。
利確幅をATRの数値で決定される方も多いですね。
仮にATRで設定した場合の利確幅を見ていきましょう。
トレードのスタート時点の価格は1.63900で4時間足のATRは0.0039でした。
1.63900×0.0039×10,000=63.921になります。
ATRを基本とした利確位置は63pipsになります。
基本情報が決まれば、IFD注文を使って注文を入れていきます。
利用業者の選定
FXには多くのサービス提供会社があります。
注意するのは、それぞれの会社で特徴に違いがあることです。
中期リピート取引で注意するのはスプリット・スワップなどの条件の良い会社です。
今回はそれらを比べて、”みんなのFX”を利用することにしました。
手動注文で50本入れるのは、なかなか大変ですね
でも慣れれば10分もかかりません
まとめ
今回は実際の手法を元に、チャートの観察からエントリー根拠までを説明しました。
手動リピート系FXはエントリーしたら終わりではありません。
決済された取引の再注文は当然ですが、チャートの動向を見ながら取引レンジの調整や撤退ラインの見極めが必要になります。
そのあたりは実戦報告にて紹介していきます。