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Uniswap(ユニスワップ)の基礎を理解!分散型取引所のメリットとは?
ビットコインやイーサリアムのような暗号資産が誕生して以来、様々な種類のトークンが生まれ利用されるようになりましたね。
そうなると、違う暗号資産へ交換したいという需要が大きくなってきます。
そこで誕生したのが暗号資産を交換する場所(プラットフォーム)です。
Uniswap(ユニスワップ)は暗号資産を交換するサービスを提供しており、分散型取引所では世界一の取引高を誇ります。
またUniswapでは交換だけではなく、手持ちの暗号資産を貸し出して手数料を稼ぐこともできます。
LP(流動性提供者)として暗号資産を貸し出せば、状況によっては年利10,000%以上を稼げるプールもあります。
しかしリスクも多いため、きちんと理解した上で投資しましょう。
その仕組みやメリット・デメリットなど、使う上で知っておく情報をまとめました。
直近のデータでは、Uniswapのマーケットシェアは61.9%となっており、ダントツでシェアトップを走っています。
1位 | uniswap |
2位 | pancakeswap |
3位 | curve |
4位 | DODO |
5位 | quickswap |
6位 | sushiswap |
※データは2023年5月31日時点のものです。
Uniswapで稼ぐこともできるんだ!
Uniswapとは
Uniswapは2018年にヘイデン・アダムスによって開発された分散型取引所(DEX)です。
当時は暗号資産を違う暗号資産に交換するには、長い時間と高額な手数料が必要など様々な問題がありました。
そこでヘイデン・アダムスは暗号資産の交換を容易にするために、流動性プールという仕組み採用しました。
この仕組みは非常によくできており、今ではUniswapのようなプラットフォームはほぼ同じシステムで運用されています。
現時点では2回のアップデートを経て、最新バージョンV3が稼働しています。
分散型取引所?
中央集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)の違い
暗号資産取引所には企業が運営する中央集権型取引所(CEX)と、運営者や管理者が存在しない分散型取引所(DEX)があります。
Uniswapは分散型取引所(DEX)になります。
中央集権型取引所(CEX)
CEXとは主に企業によって運営されている暗号資産取引所のことです。
日本では財務局に取扱業者として登録された企業が運営をおこなっています。
ユーザーの審査や取扱う暗号資産、手数料の設定など企業が運営を行っています。
取引は主に板取引(オーダーブック)を使用しており、取引所はユーザー同士の売り買いの中継をしています。
また取引所とは別に暗号資産交換所があり、ここでは提示された金額で暗号資産を売買することができます。
板取引(オーダーブック)は価格の一覧に注文の情報が書かれた板を見ながら取引をする方法です。
株式や為替取引にも採用されている一般的な方法で相場の流れを一目で判断できます。
交換所形式と比較して手数料を安く抑えられ、自分の希望価格で予約売買をすることが可能です。
板取引を成立させるためには、多くの参加者と注文に対応できる設備を必要とします。
取引量の少ない暗号資産では、板取引は難しいとされてきました。
コインチェックやビットフライヤーはCEXなんだね。
分散型取引所(DEX)
DEXはあらかじめ設定されたプログラムで動作しており、基本的に運営者はいません。
そのため、取引スピード、手数料などの上でCEXと比較してメリットがあると言われています。
暗号資産は株式や為替と違い取引量が少ないため、多くのDEXでは流動性プールを採用しています。
流動性プールにはLP(流動性提供者)から提供された暗号資産が入れられています。
暗号資産を交換したいユーザーは、プールで好きな暗号資産と交換する事ができます。
その際に交換手数料を払い、その手数料がLP(流動性提供者)の利益になります。
この全てがスマートコントラクトというプログラムにより、自動で実行されます。
プログラムは常に進化しており、その方向性はDEXのガバナンストークンを所有するユーザーの投票によって決められています。
CEXと違い米ドルや円などの法定通貨の使用はできません。
UniswapはDEXなんだね
使用できるトークン
Uniswapでは全ての暗号資産の交換に対応しているわけではありません。
イーサリアムのERC-20規格の暗号資産に対応しており、DAIやUSDC、LINKなど1,500種を超えるトークンの交換ができます。
ビットコインやカルダノ(ADA)は現時点では対応していません。
ビットコインは扱えないんだ
対応しているウォレット
Uniswapはインターネットでアクセスした後で、暗号資産のウォレットを接続すれば、誰でも使用可能です。
会員登録や口座登録などの必要もありません。
対応しているウォレットの種類は上の4種類です。
MetaMaskが一番有名だね
Uniswapの機能
Uniswapには主にスワップ・NFT・プールの3つの機能があります。
スワップ
Uniswapでは、イーサリアム上のあらゆるトークンの交換がいつでも可能です。
取扱いは1500種を超えており、今も増え続けています。
使用方法は非常に簡単で、取り扱いのペアを決めたら、どちらかの数量を指定すると金額や手数料を自動で計算してくれます。
内容を確認してスワップボタンをクリックするだけです。
すごく使いやすそうだね
NFT
UniswapではNFT(非代替性トークン)の売買をすることも可能です。
NFTとは、デジタル資産として唯一の価値を持っている作品の事です。
UniswapはOpenseaやRaribleなどのNFTマーケットプレイスと連携しており、様々な人気NFTが自由に売買可能です。
見てると、欲しくなっちゃうよ
プール
Uniswapでは流動性プールを利用して、暗号資産の交換を行っています。
ユーザーはこの流動性プールに自分が持っている暗号資産を預けて、LP(流動性提供者)になることが可能です。
LPになるための条件はなく、誰でもいつでも始められ、いつでもやめることができます。
LPになれば、暗号資産の交換が行われた際に手数料を稼ぐことが可能です。
ただし暗号資産は価格変動が激しく、インパーマネントロス(一時的な損失)と呼ばれる大きなリスクがあります。
どのくらい稼げるんだろう!
興味があるよ
Uniswapのメリット・デメリット
メリット
- ネット上でいつでも自由に暗号資産の交換が行える。
- シンプルで使いやすい機能
- 流動性プールに暗号資産を貸し出して、手数料収入を得る事が可能
- 様々な暗号資産を手に入れる事ができる
デメリット
- イーサリアムネットワークの手数料(ガス代)が高い
- 新規トークンの審査がないため、スキャムコイン(詐欺コイン)が問題になっている。
- ハッキングや偽アプリなどによる詐欺被害が多発
- プールに暗号資産を預けている場合は、インパーマネントロスによる損失の可能性がある
まとめ
Uniswapなどに代表されるDeFi(分散型金融)は年々拡大しています。
そのサービスは投資家にとって魅力的な機能であり、新たな取引の方法や投資のチャンスを提供してくれます。
Uniswapはまだまだ発展途上であり、大きなチャンスと共に大きなリスクを伴います。
リスクをきちんと理解して、将来性のある暗号資産をあなたの投資の一部として活用されてはどうでしょうか?