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【暗号資産DeFi】リキッドステーキングでETH(イーサ)を増やそう

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WEB3.0の将来性に期待して暗号資産への投資を検討されている方も多いと思います。

筆者は将来的な実用性を重視してETH(イーサ)を保有しています。

ですが、ただ持っているだけではもったいない!

保有しているETHを活用してレンディング、流動性プールへの投資などで増やしています。

2023年現在のDeFi市場では、リキッドステーキングで暗号資産を増やしている方が一番多いようです。

今回は、リキッドステーキングとは何なのかを仕組みやデメリットも含めて紹介します。

リキッドステーキング??

目次

ステーキングって何?

リキッドステーキングを理解するために、まずはETHの取引検証の仕組み(ステーキング)を説明します。

暗号資産ETHを送ったり、受け取ったりする場合、ブロックチェーンへ情報の書き込みが必要になります。

ステーキングの仕組み

ETHの取引が発生すると計算や検証をする人が128以上選ばれます。

この人達を“バリデーター”といいます。

さらにその中の選ばれた1人が取引の計算を行い、その他の人が計算が合っているか検証します。

バリデーターには報酬としてETHが与えられます。

作業が終わると、集められたバリデーターのグループは解散します。

このETHの移動が正しく行われているかを計算、検証するシステムがPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という方法です。

また、計算・検証の一連の流れを“ステーキング”と呼んでいます。

バリデーターになるためには32ETH(約800万円相当:2023年7月時点)以上を預けなければなりません。

預けるETHが多いほど、バリデーターとして選出されやすく、もらえる報酬も多くなる仕組みです。

もし不正をおこなったり、計算を間違えると預けたETHの一部または全てが没収(スラッシュ)されてしまいます。

個人でバリデーターになるのは難易度が高いのですが、バリデーターにETHを貸し出すサービスを利用して報酬をもらうことができます。

一般の投資家は取引所で募集しているステーキングに参加して、ETHを預けるだけで、数量に応じてETHが報酬としてもらえます。

この場合は、少額のETHから開始することができます。

預けるだけでいいなら簡単ね!

リキッドステーキングって何?

ステーキングは、ETHをバリデーターに預け、その数量に応じてETHの報酬をもらえるサービスです。

リキッドステーキングは同じようにETHを預けて報酬をもらうのですが、預けたETHと同等価値であるLST(リキッドステーキングトークン)を受け取ることができます。

リキッドステーキングを提供している最大手の取引所のLido Finance(リド・ファイナンス)ではETHをリキッドステーキングするとstETHというトークンを受け取れます。

このstETHはETHと同等の価値を持つように設計されていて、ステーキングをやめる時に、預けたETHと交換します。

リキッドステーキングの最大のメリットはETHを預けて報酬を稼ぎながら、stETH(LST)をDeFiで運用してさらに報酬を得ることができる事です。

利用するステーキングプラットフォームにより、交換されるLSTの種類は違うので注意が必要です。

例えば、Roket PoolでリキッドステーキングしてもらえるのはrETHになります。

LSTの運用方法としては色々とありますが、その一例を紹介します。

〇 流動性プールに投資する

Uniswapなどの暗号資産取引所の流動性プールに貸し出して、報酬を稼ぐことができます。

UniswapではETHとstETHの流動性プールがありますので、そちらに貸し出すこともできます。

流動性プールについて詳しく知りたい方はこちら

〇 LSTを担保に貸し出して、別の暗号資産を借り受けて運用する

LSTはそのまま運用しても、あまり効率の良い投資はできません。

そのため、AVVEなどのプラットフォームに貸し出して、それを担保に他の暗号資産を借り受けて運用します。

例えば、stETHを貸し出して、それを担保に借りたETHをさらにレンディングサービスやステーキングで増やす事も可能です。

レンディングサービスについて詳しく知りたい方はこちら

リキッドステーキングでは、このようにして貸したETHの報酬とLSTを運用した報酬の二重取りをすることができるのです。 ただし、これらの方法は通常のステーキングよりもリスクを伴います。

報酬の二重取りなんて、すごいじゃないの!!

リキッドステーキングを提供しているプラットフォーム

Lido Finance公式ページ画像
出所 Lido Finance 公式HP

リキッドステーキングで一番利用されているのが、Lido Finance(リド・ファイナンス)です。

他にも、Rocket poolやStake Wiseなどがあります。

ステーキングの報酬は提供しているプラットフォームごとに違いますし、報酬額も変動します。

現時点(2023年7月30日時点)のステーキング報酬は年利換算で以下の通りです。

Metamask portfolioステーキング画面
出所 Metamask Portfolioステーキング画面

LidoとRocket poolでのステーキングは2023年よりMetaMask(メタマスク)のウォレットの機能として実行できるようになっています。

数値は年利換算ですので、Lidoは年利4.03%になります。

1ETHを1年間預けた場合は約0.0403ETH(約10,478円:2023年7月30日時点)になります。

ただし、この年利は確定値ではありません。

数値は常に変動するので、注意してください。

年利を4%もらいながら、さらにLSTで稼げるのね

リキッドステーキングの危険性

リキッドステーキングの危険性

ステーキングは預けるだけで報酬を受け取れますが、リスクも存在します。

リキッドステーキングに投資を検討されている方は、そのリスクもしっかりと把握しておきましょう。

預けているバリデーターがペナルティーを受ける

預けているバリデーターがペナルティーを受け(スラッシュ)、預けているETHが減少または没収されることがあります。

LST(リキッドステーキングトークン)の暴落

Lido financeでETHをリキッドステーキングに貸し出すと受け取るstETHは、基本的にETHと同等の価値を持っています。

リキッドステーキングをやめると、返却したstETHは消去(バーン)されてその価値を保ちます。

ただし、価格推移をチャートで見てみるとstETHがETHよりも価値が落ちているときがあります。

stETHに信用不安が出た場合は、大きく暴落する可能性もありstETHの価値が大きく減少するリスクがあります。

LSTを流動性プールで運用する場合のリスク

流動性プールにはインパーマネントロスによる損失のリスクがあります。

インパーマネントロスについて詳しく知りたい方はこちら

ガス代(手数料)の高騰によるコスト

暗号資産は交換や、送受信のたびにガス代(手数料)がかかります。

ステーキングに貸し出したり、流動性プールで運用するためには、手数料が予想以上に多くかかると思います。

短期の投資や少額の投資は向いていません。

いいことばっかりじゃないのね…

ステーキングについての動画

ステーキングの仕組みは、なじみがないために理解が難しいと思います。

今回、Youtubeで暗号資産関係の情報発信をしているクリプト3.0の運営さんに許可をいただきましたので、動画を掲載させていただきます。

非常にわかりやすい動画ですので、気になる方はぜひ見てください。

まとめ

DeFiを利用して、持っている暗号資産を増やす方法はいくつかありますが、現在一番資金が集まっているのがリキッドステーキングです。

リキッドステーキングはより多くの報酬を稼ぐことが可能ですが、その分リスクも大きくなります。

またLSTの投資方法も色々ありますので、初心者の方には少し敷居が高いかもしれません。 もしイーサリアムの将来性に期待しているなら、リスクを考慮しながらDeFiの世界を覗いてみてはどうでしょうか?

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