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【クラウドファンディング】クラウドバンク 初心者が損をしない為の7つのポイント
高い利回りと手軽な投資でクラウドバンクが大人気です。
ですがきちんとリスクを理解しておかないと、思わぬ損をする場合があります。
実際に投資をしている筆者がやり方と注意点を説明します。
「クラウドバンクって何?」という方は、下のサイトを見てください。
損をしないための7つのポイント
クラウドバンクを始めるのは簡単ですが、適当にやっていると想定外の損をすることがあります。
どんな事に注意が必要なのかを、しっかりと理解しましょう。
その① クラウドバンクの分配金には税金がかかる
クラウドバンクの配当金や分配金ですが、税金がかかります。
税金は分配金が配布されるタイミングで自動的に徴収されます(源泉徴収)。
税額は分配金収入の20.42%かかります。
5.8%の利回りの場合、分配金を計算に入れると実質利回りは4.615%になります。
さらに、分配金の合計額が年間で20万円を超えると、確定申告が必要になります。
ソーシャルレンディングに必要な税金について知りたい方は下のサイトを参考にしてください。
その② 申請から運用中になるまで時間がかかる
クラウドバンクでファンドへの出資が決まっても、すぐに運用開始にはなりません。
取引が決まると申請中⇒運用準備中⇒運用中の順番に進んでいきます
償還予定日を考えると取引申請が始まって運用開始までにある程度の期間はかかりそうです。
その間も投資金の移動はできません。
当然ですが、申込から運用開始までは利回りの対象外になります。
受付から運用開始まで思ったよりかかるんだね
注意しておこう
その③ 分配金の配布が毎月ではない場合がある
4半期ごとや分配金のないの場合があるようです。
ファンド情報を最後まで見ていくと、記載されています。
またクラウドバンクでは過去に分配金の遅配が発生したことがあるそうです。
これは手続きに時間がかかったために発生したそうなので、大きな問題ではなさそうです。
投資イメージが毎月分配金がでていたから、誤解しそう
ちゃんとファンド情報を確認しないとね
その④ 外貨投資は日本円に交換する際にスプレット差による減額が発生する
日本国内向けのファンドに投資する時には関係ないですが、海外向けのファンドに投資する場合は日本円を現地通貨に換金する必要があります。
さらに分配金や元本償還時にも、現地通貨を日本円に換金します。
換金手数料は無料ですが、通貨交換にはスプレット差(買いと売りの差)が発生します。
これがクラウドバンクの場合は0.6円になります。
通常銀行の為替手数料が1円程、投資信託が0.25円ほどかかります。
銀行よりは安いのですが、FX(外国為替保証金取引)をやっている筆者には高く感じます。
筆者が使っているFX業者は、ドル円のスプレットは0.002円です
両替は2回発生しますので、「円投資」の場合は合計1.2円のスプレット差が発生します。
①アメリカのファンドに100,000円投資 ⇒ 米ドル1,000ドルに両替
②元本と分配金で5%の利益がついた ⇒ 1,000ドルが1,050ドルになる
③1,050ドルを円に換金 ⇒ 1,050ドルを104,370円に両替
本来受け取れる金額は100,000円の5%利益で105,000円比べると約630円減ってしまいます
直近の投資先を見ても、実は日本国内への投資は全体の34%しかありません。
分散投資を考えるなら、米ドル建ての投資を検討する方法もあります。
米ドルで受け取りそのまま米ドルで投資し、必要な時は外貨で出金することも可能です。
外貨の出金には手数料がかかります。
みずほ銀行の口座なら1,500円、他行なら6,500円必要です。
海外投資には両替手数料がかかるのね
その⑤ 為替変動リスクにより、元本回収率100%でも損することがある
海外取引のファンドに投資した場合は為替変動リスクが発生する可能性があります。
両替手数料と合わせて考えると、元本回収率100%で分配金を足しても元本割れをおこす可能性がありあます。
為替は常に変動していますので、運用開始と運用終了時の為替の状況で得する場合と損する場合があります。
元本は償還時に日本向けの投資なら通常100%戻ってきます。
しかし海外向けの投資の場合は、100%戻ってきたとしても日本円に両替した場合に、その時の相場により金額が増減します。
これを為替変動リスクと言います。
ドル円が10円上がるか、下がるかで大きく結果が変わってきます。
上がった時の増額より、下がった時の減額が大きいのは両替手数料の影響です。
クラウドバンクでは、外貨建ての通貨をそのまま外貨で受け取る取引もあります。
そのまま外貨建ての投資を続ける場合や外貨を銀行口座に移すこともできます。
ただし、外貨での入金はできません。
回収率100%でも、損することあるんだ・・
その⑥ ファンドの募集がすぐに埋まってしまい、なかなか投資できない
クラウドバンクは最近人気が高く、ファンドの募集がでてもすぐに募集枠が埋まってしまいます。
ファンドの募集は月間平均38ほどあり、抽選方式はひと月に平均4.3件の募集があります。
抽選は利率が良いファンドが多く、人気があるため競争倍率もかなり高めです。
直近1年間の最大倍率はなんと108.8倍!
平均しても24.8倍の競争倍率になり、応募しても中々当選しないのがわかります。
筆者は3度ほど抽選に応募しましたが、みごとに外れました。
人気があるから仕方ない
メールやツイッターで情報を集めておかないと
元本が保証されているわけではない
クラウドバンクの元本回収率は100%ですが、元本が保証されているわけではありません。
リスク対策として、担保や保証、優先劣後構造などの投資家を守る対策が取られていますが、ファンドごとに設定が異なるので、きちんと確認しておきましょう。
担保や保証などは、ファンド情報の会員限定情報内に明記されています。
またクラウドバンクは不動産関連の投資比率が高めです。
不動産関連は利上げや不景気に弱く、少しリスクのある取引だと考えられています。
リスクきちんと認識したうえで、投資を行いましょう。
まとめ
クラウドバンクは実質平均利回り5.8%と類似サービスと比較してもかなり好条件です。
会社規模や元本回収率100%なども信頼できる要素です。
“手軽に投資したい”、“リスクの少ない投資がしたい”という方に向いています。
投資の世界に飛び込む初心者にとっては、かなり良い条件になっています。
より良い未来の自分に向けて、チャレンジしてみてはどうでしょうか?
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