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FUNDINNO MARKETって何?始め方・使い方をわかりやすく解説
FUNDINNO MARKETはネット上でベンチャーの株取引ができる日本初のサービスです。
株式投資型クラウドファンディングFUNDINNO(ファンディーノ)のおかげで、ベンチャー株への投資は手軽にできるようになりました。
しかし、未上場株の株式は流動性が低く売却が難しいというデメリットもあります。
その解決のひとつの手段としてFUNDINNO MARKETは大きな役割を果たしてくれています。
この記事ではFUNDINNO MARKETの仕組み・特徴・使い方などをわかりやすく説明していきます。
FUNDINNOなど、ベンチャー投資に興味がある方はぜひご覧になってください。
ベンチャー投資は気になるけど、やり方が……
FUNDINNO MARKET(ファンディーノ・マーケット)って何?
FUNDINNO(ファンディーノ)のサービスが開始されてから、ベンチャー企業への投資が活発化しています。
面倒だった申請手続きをFUNDINNOが代行してくれるため、ベンチャー企業が続々と参加するようになり、一般投資家の人たちも手軽に投資できる環境が整ってきました。
しかし、いつでも売り買いできる上場株と違い、未上場株は資金の回収が難しいのです。
投資家の資金はオレンジの矢印のように流れて、最終的には投資家に戻ってきます。
しかし、その為にベンチャー企業がイグジット(上場IPOや売却M&A)を達成する必要がありました。
そこで、新たに登場したのがFUNDINNO MARKET(ファンディーノ・マーケット)です。
投資家は購入したベンチャー株をベンチャー企業のイグジットを待たずに、マーケットで売買できる可能性があります。
FUNDINNO MARKETの実績
FUNDINNO MARKETは2021年の12月にサービスを開始して以来、すでに下のような実績を残しています。
企業名 | リターン |
株式会社ロジック・アンド・デザイン | 最大10.4倍 |
株式会社ハーバルアイ | 最大4.2倍 |
ダブル技研株式会社 | 最大2.2倍 |
株式会社グッドラックスリー | 最大1.1倍 |
株式会社eumo | 最大1.1倍 |
Innovation Farm株式会社 | 最大4.4倍 |
日本きくらげ株式会社 | 最大1.5倍 |
ファイナンシャルテクノロジーシステム株式会社 | 最大2.5倍 |
クェスタ株式会社 | 最大1.7倍 |
出所 FUNDINNO公式HPより
また、売買実績も最大リターンが10.4倍で回収できたケースもあります。
平均売却価格は約300%とかなりの高倍率です。
かなり活発に取引されているんだね
FUNDINNO MARKETのメリット
資金回収の新たな手段
ベンチャー投資の資金を回収するためには、企業のイグジットを待つ必要があります。
しかし、国内ではIPOなら10年程度、M&Aでも2年程度はかかると言われています。
そのため、ベンチャー投資は、回収までに長期間必要でした。
FUNDINNO MARKETは、イグジット以外の資金回収の手段として期待されています。
現時点では9銘柄しかありませんので、今後の参加企業が増えてくれることに期待したいです。
マーケットの参加費は無料
サービス開始後は会費として月額料金1,100円が必要でした。
しかし、利用者を増やすために2022年8月より、会費が無料になりました。
FUNDINNOによる厳しい企業審査
FUNDINNO MARKETに参加する企業はFUNDINNOによる厳格な審査を受けています。
特にプロジェクトの継続性に関しては、厳しくチェックされているようです。
マーケットの信頼に関わる部分ですので、安心できますね。
銘柄が少ないね、もっと参加してくれたら盛り上がりそう!
FUNDINNO MARKETのデメリット
売買手数料が高い
マーケットを利用すると、手数料が必要です。
購入した場合は手数料がかかりませんが、株を売却した場合は代金の11%(税込み)を手数料として支払う必要があります。
一般的な上場株取引と比較すると、かなりの高額です。
エンジェル税制が適用されない
通常ベンチャー企業に投資する場合は、エンジェル税制が適用され大きな節税対策ができます。
しかし、FUNDINNO MARKETでベンチャー株を購入しても、エンジェル税制は適用されません。
リスクの高い投資である
ベンチャー投資はハイリスク・ハイリターンの投資です。
企業の倒産などにより、元本の回収ができなくなる可能性があります。
リスクの高い投資なのは、気を付けておかないと…
FUNDINO MARKETの使い方
マーケットでのベンチャー株の取引は、上場株とはかなり違います。
まずは株の価格を検討して指値注文を入れる事から始まります。
注文はマッチング期間に条件が合った相手がいた場合に成立します。
マッチングは毎日行われているわけではありません。
毎月1週間程度のマッチング期間に行われますので、注意してください。
成立後は買った場合は3営業日以内に払い込みを行い、売った場合は12営業日後に手数料(11%)を差し引いた金額が入金されます。
マッチングが成立しなかった場合は、設定した有効期間までマッチングを続けます。
毎月あるマッチング期間に売買相手を見つけるんだね
FUNDINNO MARKETの始め方
投資家登録が承認されたら、FUNDINNO MARKETのホームページを開きます。
公式ホームページの“投資する”(①)をクリックして、プルダウンメニューの“未上場株式を売買する”をクリック(②)します。
FUNDINNO MARKETのページが開いて登録されている未上場企業の一覧が表示されます。
一覧には“企業名”や“プロジェクト概要”、“業種”、“成約単価”、“注文件数”、“マッチング期間”などの情報があります。
この中で“企業名”、“プロジェクト概要”、“業種”以外の情報はその企業の株主コミュニティーに参加しないと表示されません。
企業名をクリックすると、プロジェクトや会社の基本情報を見ることができます。
コミュニティーに参加したい企業があれば、基本情報のページから“参加申請する”をクリックします。
筆者の場合、早ければ翌日から翌々日には参加承認のメールが届きました。
注文をするには、どのくらいの価格で注文を入れるかを決める必要があります。
【売りたい未上場株の価格を確認】
すでにFUNDINNOでの取引で、未上場株を所持している場合はポートフォリオを確認します。
“マイページ”(①)から“ポートフォリオ”をクリック(②)すると確認できます。
【現在の価格を確認】
今現在の株価を確認するには、確認したい株主コミュニティーの基礎情報を開きます。
FUNDINNO MARKETの画面から確認したい企業名をクリックしてください。
“資金調達実績”の項目がありますので、そこに“直近の株価”(①)が表示されています。
“表示する”(②)をクリックすると、直近の株価の推移をみることも可能です。
【現在注文中の価格状況を確認】
現在、注文中の売買状況を確認するには、コミュニティーに問い合わせをする必要があります。
売買コミュニティーの基本情報のページの“注文問い合せをする”をクリックします。
問い合わせた結果は、後日メールで送られてきます。
筆者の場合は、問い合わせ翌日にはメールが届きました。
クリックしてすぐに表示することは制度上許されていないため、メールの到着を待つ必要があります。
メールに書いてあるリンクをクリックすると注文状況の確認ができます。
かなり詳細なデータが確認できます。
またメールに書かれているリンクは、到着後3カ月有効になっていますので、その間はいつでも最新情報を確認できます。
【注文依頼をする】
投資したい企業と株価が決まったら、注文依頼をします。
株の注文をするには、売買コミュニティーの基本情報のページを表示して“注文問い合せをする”をクリックします。
契約に関する説明文が表示されますので、内容を確認してチェック(①)、“注文依頼書の作成に進む”をクリック(②)します。
必要項目を入力したら、“確認画面へ進む”をクリックします。
株式買付注文依頼書が表示されますので、問題なければチェック(①②)を入れて“買付注文する”をクリック(③)してください。
これで、注文依頼の完了です。
あとはマッチング期間に、マッチングが成立すれば、売買完了です。
売買もすべてネット上で完結できるんだ!
まとめ
ベンチャー投資は企業の成長を見守りながら、高いリターンを期待できる非常に面白い投資です。
2012年に上場したメルカリは、上場時の時価総額が約300億円でしたが、2023年現在では約6兆円にまで成長しています。もし、メルカリに上場前に投資していた場合、約20倍のリターンを得ることができます。
その一方で、資金回収の予定が立たなかったり、倒産や解散で投資したお金が回収できない可能性もあります。
FUNDINNO MARKETはそのリスクを軽減しながら、ベンチャー投資を一般に広げる一つの解決方法になってくれます。
ベンチャー投資に興味があるかたはこちらもご覧になってください。