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FUNDINNO（ファンディーノ）の仕組みと始め方！実績や安全性を徹底チェック
FUNDINNO（ファンディーノ）は国内シェアNo.1の株式投資型クラウドファンディングです。
個人投資家が10万円程度から将来有望なベンチャー企業に投資できる新しいサービスです。
その内容は融資型や不動産型のクラウドファンディングとはかなり違いがあります。
まずはFUNDINNOがどのような投資であるのかを理解しましょう。
そのうえで、投資としての評価や実績や安全性を解説していきます。
ベンチャー企業に投資とか、面白そうだね
目次
FUNDINNOの仕組み
FUNDINNOはベンチャー企業に少額から投資ができる株式投資型のクラウドファンディングです。
国内で行われているクラウドファンディングとは少し考え方が違うので、はじめて挑戦される方はとまどうかもしれません。
不動産型や融資型などのクラウドファンディングでは、募集されているファンドから気に入った案件を選択します。
案件には貸出期間や予定利回りなどがあり、安全性をチェックしながら条件の良いものを選びます。
一方でFUNDDINOはベンチャー企業の取り組みをみて、投資したい企業を選択することになります。
貸出の期間や利回りの表示などはありません。
その企業が成長するかどうかをチェックするのです。
FUNDINNOの投資の流れ
FUNDINNOのクラウドファンディングの流れは、上記のようになります。
投資家はファンディーノが審査したベンチャー企業から、投資先を選択します。
投資が成立すると、お金を振り込んで株式の所有権を持つことができます。
ベンチャー企業はファンディーノが集めた資金の融資を受けて、プロジェクトを進めます。
そしてプロジェクトが成功したベンチャー企業の上場（IPO）売却（M&A）が成立すると、投資家にリターンが発生する仕組みです。
FUNDINNOでは、資金の貸出期間も利回りも設定されておらず、企業がイグジット（上場や売却）してはじめて投資家にリターンが発生します。
他のクラウドファンディングであるような配当金などもありません。
リスクが高くなる分、他のクラウドファンディングと比較して高いリターンを得る可能性があります。
投資期間や利回りはないんだ…
FUNDINNOのプロジェクト案件
案件はかなり細かな情報が記載されており、企業の動画による説明や将来の計画、リスクについても詳細に説明されます。
ご質問BOXなどのコーナーもあり、投資家が直接疑問を投げかけることもできます。
ご質問BOXは面白い試みだね！
FUNDINNO MARKETで未上場株を取引き可能に！
FUNDINNOでは、未上場株を取引できるセカンダリーマーケットとしてFUNDINNO MARKETを開始しました。
今まで、未上場株への投資を回収するには、企業のイグジット（上場や売却）を待つしかありませんでした。
FUNDINNO MARKETはそれ以外の第三の未上場株の投資を回収するプラットフォームになります。
保有している未上場株をイグジット前に売買する事ができるようなったのです。
現時点（※2023年5月）では取扱い銘柄は10と少なく、全ての案件に対応しているわけではありませんので注意してください。
投資回収のチャンスを増やしてくれるのね！
FUNDINNOのメリット
FUNDINNOによる厳しい審査とわかりやすい情報開示
FUNDINNOは第一種金融商品取引業者で登録しており、複数の公認会計士による厳正な審査を通過したベンチャー企業のみ取り扱っています。
投資先のベンチャー企業は詳細な情報が開示されており、今後の展開や将来の目標なども具体的に提示されます。
やや根拠に欠く内容もありますが、投資家にとっては十分なプレゼン内容になっていると思います。
投資するからには、詳細なプレゼンは必要だね
大きなリターンが得られる可能性！
2017年4月のサービス開始から現在までにすでにイグジットを達成した企業が出てきています。
2022年までのデータではリターンの平均は1.5倍、現在までの最大リターンは4.4倍です。
| 企業名 | 回収期間 | 回収方法 | リターン |
| （株）ハーバルアイ | 1年5カ月 | 事業会社による一部買付 | 1.5倍 |
| （株）nommoc | 1年9カ月 | 事業会社による一部買付 | 1.5倍 |
| 社名非公開 | 1年3カ月 | ファンドからの買付 | 1.2倍 |
| 社名非公開 | 2年11カ月 | ファンドからの買付 | 1.3倍 |
| 社名非公開 | 4年7カ月 | 自社による買取 | 1.57倍 |
| 社名非公開 | 2年4カ月 | 自社による買取 | 1.07倍 |
| 琉球アスティーダ スポーツクラブ | ー | TOKYO PRO Marketへ上場 | 1.4倍 |
| innovation Farm（株） | 2年11カ月 | M&A | 1.1～4.4倍 |
他のクラウドファンディングに比べてリターンが高いわ！
エンジェル税制による節税効果
ベンチャー企業に投資するFUNDINNOに投資すると、税制上の優遇措置を受けられる“エンジェル税制”が適用されます。
エンジェル税制には2種類の優遇措置があります。
| 優遇措置A | 優遇措置B |
| 投資が対象 を その年の総所得金額から控除 | 他の株式譲渡益から控除 |
| 控除対象となる投資額の上限は 総所得金額の40％と800万円の いずれか低い方 | 控除対象となる投資額の上限なし |
投資する案件によってはAかBが適用されます。（適用されないこともあります）
また適用されても、投資家の投資内容によってはあまり意味のない場合もあります。
節税効果があるのは助かるわ
エンジェル税制がどういったものか知りたい方はこちらのサイトへどうぞ
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投資を開始したら、定期的に情報の提示がある。
投資をしても、プロジェクトがどうなっているのか、わからないと不安ですよね。
投資後は企業から事業計画の進捗や実績などIR情報を定期的に受け取ることができます。
企業の成長を実感できるんだね！
FUNDINNOのデメリット
購入した株は自由に売り買いできない
FUNDINNOで購入した株の資金回収は、ベンチャー企業の上場（IPO）か売却（M&A）を待つことになります。
日本の場合は上場（IPO）を目指す企業が多いのですが、IPOを達成する企業は年間100社程度で、一般的には達成まで10年かかると言われています。
売却（M&A）を目指す場合も2年程度は必要とされており、投資の回収には長期間かかると思ってください。
ただし未上場株をネットで売買できるFUNDINNO MARKETが2021年12月よりサービスを開始しており、今後、新たな投資回収の手段として期待できます。
投資資金の回収は、いつかわからないのね……
投資のリスクが高い
一般的にベンチャー企業への投資はハイリスクハイリターンとされています。
投資したベンチャー企業がイグジットできずに倒産すると、保有している株の価値はなくなります。
実際にFUNDINNOで取り扱った企業でも、倒産や解散した企業があります。
2023年までに14件の倒産が確認されています。
成約プロジェクトの累計が320件ですので、約4.3％程度はイグジットすることなく投資の回収もできなくなっています。
またイグジットが成功した場合の期待利益は、上場（IPO）で3～5倍とされていますが、FUNDINNOの場合は現在まで平均1.5倍程度です。
ただし、FUNDINNOのサービスへの参加人数や金額は年々増加しており、今後の展開は期待できると思います。
ハイリスクハイリターンかー
FUNDINNOの始め方
FUNDINNOを始めるには投資家として登録する必要があります。
公式ホームページにある新規登録ボタンから登録申請を提出できます。
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FUNDINNOの特典
FUNDINNO会員の優待特典
FUNDINNOで投資家登録すると、優待特典として“FUNDINNO MALL”と”FUNDINNO GIFT”が利用できます。
FUNDINNO MALL
FUNDINNO MALLは完全会員制のショッピングサイトです。
食品・飲料・家電・日用雑貨などを、ネット最安値＆送料無料で購入できます。
こんな特典はドンドン増やしてほしいよ
運営企業の基礎情報や経営状況をチェック
運営企業の情報
| 社名 | 株式会社 FUNDINNO |
| 本社 | 東京都品川区東五反田5丁目25番18号 |
| 登録番号 | 第一種金融商品取引業者 関東財務局長（金商）第2957号 |
| 設立 | 2015年11月26日 |
| 従業員 | 137名 |
経営状態をChatGPTに診断してもらいました
2022年の貸借対照表が公開されていましたので、ChatGPTに企業の財務状況をチェックしてもらいました。
ChatGPTによる分析結果
総合的にみると、この企業は比較的健全な財務状況を持っています。
流動比率が高く、長期的な事業展開に必要な固定資産も保有していることから、業務の継続性については安心できます。
ただし、未払いの債務があることから、現金フローの管理や支払い能力についても注意が必要です。
運営会社がしっかりしてると、安心ね
FUNDINNOの規模
FUNDINNOは2017年のサービス開始から320件のプロジェクトを成立させ、累計成約額は97億円に達しています。
ユーザー数も約12万人と、日本のベンチャー企業を支える一大プラットフォームです。
日本のベンチャー企業投資も、もっと盛り上がっていくといいね！
筆者の投資
筆者も実際にFUNDINNOでベンチャー投資をしてみました。
プラスティックより高性能な新素材を開発したエフピー化成工業株式会社です。
エンジェル税制はBタイプが適用になり、株主優待もついています。
将来的にはIPOを目指しており、リターンも期待できます。
目標募集額2000万円に対して4150万円の応募がありました。
今後の成長に期待です！
まとめ
FUNDINNOは今まで一部の投資家にしか許されなかったベンチャー企業への投資を、個人投資家が少額から開始できるプラットフォームを作り出しました。
将来性のある様々なベンチャー企業を応援することで、大きなリターンを狙うこともできます。
リスクの高い投資でもありますが、エンジェル税制などのメリットを生かして、あなたの投資の一部として組み込んでみてはどうでしょうか？
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