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【評価】初心者でもわかる株価指数CFDの仕組み

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皆さんは株価指数CFDという投資をご存じですか?

他の投資と比べて知名度が低いので知らない方も多いのではないでしょうか?

ファイナンシングコストや配当相当額など、あまり聞いたことのないような仕組みもあります。

ここでは、株価指数CFDとはどのような仕組みなのか? どんなメリットやデメリットがあるのかを紹介いたします。

株価指数CFD?
どんな投資なの?

聞いたことないわね

目次

株価指数CFD取引のおすすめ度

おすすめ度
手軽さ専門知識を必要とする
安全性自分で細かく設定できる
必要資金倍率を利かせられるため、調整できる
期待利益設定したリスクにより大きく変わる

株価指数CFDって何?

CFDとは現物の受け渡しのない架空の取引を証券会社と行い、その差益を稼ぐ投資の事です。

良く知られているFX(外国為替証拠金取引)もCFDの一種です。

株価指数CFDはFXの株価指数版といえます。

また皆さんはニュースで日経平均とか聞いたことがありませんか?

例えば日経平均は日本経済新聞社が選定した255銘柄の平均株価の事です。

別名日経225とも呼ばれる株価平均も株価指数のひとつです。

同じようにアメリカのダウとかドイツのDAXとか世界中に様々な株価指数があります。

この株価指数を売り買いするのが、株価指数取引です。

この取引は証券会社と行い、証券取引所との現物取引はありません。

たとえば、証券会社で日経平均225のCFDを27,000円の時に10ロット買って、30,000円の時に売れば3,000円×10ロットで30,000円の儲けになります。

取引イメージ

取引できる株価指数CFDは証券会社によって変わりますが、30~40銘柄くらいが多いようです。

株価指数を取引するんだ
株式を買うわけじゃないのね

FXの株式版みたいな感じだね

株価指数CFDの有利な点

株価指数CFDは他の投資と比較して有利な点があります。

まずはそれを把握しておきましょう。

基本手数用無料

最近はどの投資でも当たり前になってきましたが、株価指数CFDも基本取引量は無料です。

リバレッジを利かせられる

CFD取引の大きな特徴のひとつがリバレッジです。

リバレッジとは「てこの原理」のことで、少額の資金でも大きな取引を行える仕組みの事です。

例えば先ほど27,000円の日経225を10ロット分で270,000円で購入しました。

ですがCFD取引の場合10分の1の資金を保証金として用意すれば取引できるので、27,000円あれば取引可能です。

海外には200分の1で取引できる業者もあります。

取引時間が長い

土日を除く平日のほとんどの時間は取引可能です。

(日本時間の早朝や市場が休場になっている場合は、取引できない時もあります)

忙しいサラリーマンでも、空いた時間を利用して取引できますね。

少額からでも取引できるんだね

株価指数CFD取引のデメリット

株価指数CFDには独特のコストやリスクもあります

スプレッドの広がりやすい時間帯が銘柄によって変わる

スプレッド説明画像
Meta Trader4 スマホアプリ画像

株価指数CFDにはスプレッド(売りと買いの差)があります。

スプレッド(売り買いの金額差)は高くはありません。

たとえば日経平均の場合、日経平均のスプレッド差は5円程度です。

ただし銘柄によって大きくかわり、さらに時間帯によっても変化します。

下の表を見てください。

銘柄によって取引できる時間やスプレッドが広がりやすい時間帯が違います。

取引銘柄別説明リスト
出所 OANDA証券HPより

日経平均はほぼ通常スプレッドですが、US30(ダウ30種)などはスプレッドが広くなる時間が長いですね。

配当相当額

株価指数の銘柄に配当があった時は配当相当額の付与があります。

買いのポジションを持っていた場合配当相当額が付きます。

2022年の1ロット当たりの配当相当額は次の通りです。

日経225 配当相当額実績(OANDA証券)
2022年配当相当額(実績値)
1月1.586
2月13.12
3月236.408
4月0
5月0
6月32.873
7月1.652
8月15.99
9月225.239
10月0
11月0
12月43.206
1年間合計570.074
出所 OANDA証券HPより

売りのポジションの場合は逆に支払う必要があるので注意が必要です。

◆ファイナンシングコスト

株価指数CFD取引にはFXのようなスワップ(利子)はありませんが、ファイナンシングコストの付与や支払いがあります。

ファイナンシングコストとは金利調整額の事で、ロールオーバー(日本時間7時を超えてポジションを保有)した場合に発生します。

これは銘柄によって利率が変わります。

例えば日経225の場合は現時点(2023年2月)で売りの場合約‐2.51%、買いの場合‐2.49%の年利換算になり両方とも支払いです。

これは売りでも買いでもポジションを持っていれば、支払う必要があります。

ファイナンシングコストの計算式は以下の通りです。

取引数量×価格(日本時間7時時点)×年利(2.51%)÷360×決済通貨の対円レート

例えば日経225の売りを10ロット持っていて、価格が27,000円だった場合

10×27,000×0.0251/360×1=18円

朝7時になるたび、10ロットで18円の支払いが発生します。

他の銘柄ではどちらかがプラスになるケースもありますが、買いの場合はほとんどマイナスです。

あまり聞きなじみのないコストが発生するのね

払うだけじゃなく、もらえる場合もあるんだ

株価指数CFDの始め方

株価指数CFD取引の始め方はFXの始め方と同じです。

CFD取引のできる証券会社に口座を作って、PCやスマホにアプリをインストールします。

後はアプリから売り買いするだけです。

株価指数CFDのやり方も、FXと同じです。

実際CFDをやっている証券会社はFXもやっています。

えむたが使っているのはOANDA証券です。

OANDA証券はFX、株価指数CFD、商品CFDを扱っていますが、口座は別々に設定されています。

使用するプラットフォームもFXと同じで、当然スマホでの取引も可能です。

パソコンもスマホもメタトレーダー4というアプリを使っています。

パソコン取引画面
出所 Meta Trader4画面
スマホ取引画面
Meta Trader4スマホアプリ

株価CFDもFXと同じくチャートを見ながら取引するのが基本です。

経済状況から株式の方向を判断して、チャートの形を見ながらリスクを定めて取引します。

売りか買いかを決めたら注文を出して、予定の金額になったら決済するだけです。

取引は非常に簡単ですよね。

でも売りにするか、買いにするか、いくらで注文を出すか、いくらで決済するかをきちんと根拠を持って考えないとただのギャンブルトレードになってしまいます。

取引には専門知識が必要になるので、初心者には難しいと思います。

リバレッジなどのリスク管理をしないと、すぐに資金を失ってしまいますので注意が必要です。

やはり初心者には難しそうだね

でも、いつかはチャレンジしてみたいわね

まとめ

株価指数CFDはFXの株価指数版と言えます。

ですが、スプレッドの広がり方や配当相当額、ファイナンシャルコストなど、FXとは違う要素もあります。

リバレッジ(倍率)もFXは25倍ですが、株価CFDは10倍になります。

リスク管理や財務管理の計算方法も少し変わってきますので、注意が必要です。

実際にえむたが株価指数CFD取引をしていますので、取引のイメージを見てみたい方は下のサイトも見てください。

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